入れ歯はどれも決まった形、同じ材質しかないと思っていませんか?
実はそうではありません。
色々な種類、様々な材質の入れ歯があるのです。
それぞれに素晴らしさがあり、それらいくつかの特徴を組み合わせることにより、豊富なバリエーションに仕上がります。
どれが一番よいかということを決めることはできません。
それぞれに個性があり、あなたのお口の状態によって、向き不向きがあるからです。ある人にとっては非常によくても、あなたにとっては適していないこともあるからです。
ここでは色々な種類の入れ歯の特徴をご紹介していきます。
どれも魅力的で、技術と想いがつまった入れ歯です。あなたにとっての理想の入れ歯に出会えることを祈ります。
※「義歯」および「デンチャー」とは「入れ歯」のことです。
一番の特徴は、薄いということです。通常のプラスチック製義歯だと、割れないよう強度を持たせるために分厚くなってしまいます。その点、金属だと強度が十分あるため、薄くかつ丈夫に仕上げることができます。
また金属製で熱が伝わるので、食事の時に温度感覚を取り戻すことができ、美味しく味わうことが出来ます。汚れも付きにくく、衛生的です。
チタンには、他の金属にはない優れた特徴をもっています。それは軽さと生体親和性です。一昔前まではチタンをうまく加工できないという技術的な問題があり、なかなか治療に取り入れることができませんでした。しかし技術革新やチタン合金の開発により、技術的な問題も解決しました。軽いだけでなく、歯ぐきとの適合性や吸着性にも優れているため、入れ歯への抵抗感をかなり減らすことができます。ただ修理がやや難しくなるという欠点も持っています。
今までの部分入れ歯には必ず金属バネがついていました。そのため口元を非常に気にされる方がたくさんいらっしゃいました。たしかに笑った時に銀色のバネが見えるのは、審美的であるとはいえません。そこでバネの代わりに歯ぐきの色に似た樹脂を使った義歯が、このノンクラスプデンチャーなのです。非常にきれいで自然な口元になります。しなやかで、アレルギーの心配も少ないのですが、修理しにくく、経年的に変色や脱色していきます。
「ソフト」という言葉とおり柔らかい入れ歯です。入れ歯全体が柔らかいわけではなく、歯ぐきに接触する部分のみを生体シリコン加工して、クッション性を高めています。歯ぐきに加わる負担を軽減して、咬合力が分散されるため、痛みが生じにくいです。また歯ぐきとぴったりと隙間なくくっつくことになり、吸盤のような吸着力も生じます。ただし劣化しやすく耐久性に問題があるため、数年に一度シリコン材を張り替える必要があります。
はめ込み式の2重構造冠装置(内冠と外冠)を搭載した、ドイツ生まれの入れ歯です。内冠を自分の歯にかぶせ、それにぴったり適合する外冠を入れ歯に組み込みます。この内冠と外冠の摩擦力を利用して維持力を発揮させ、入れ歯が外れないように固定します。
一昔前に流行した入れ歯で、最近では製作数自体は少なくなっているものの、まだまだ患者さんからのご要望はあります。
上あごを覆っていないため、非常に違和感が少なくなり、口の中が軽くなります。食べ物の温かさ、冷たさを感じ取れるため、食事が楽しくなります。当然話すことも楽です。この入れ歯の成否は、患者さん自身ののあごの形態に頼るところが大きいです。凹凸があるしっかりとした歯ぐきというのが条件ですが、なかなかそのような良い状態の歯ぐきの方はいらっしゃいません。それでも入れ歯の大きさが小さく、違和感が少ないというのは非常に魅力的です。
残っている歯に金属、入れ歯側には磁石を埋め込みます。そのマグネットの磁力によって、入れ歯を吸着・安定させていきます。小さなマグネットですが、磁力は強力であるため、簡単に外れることはありません。従来の入れ歯と同じような感じで使えるので、お手入れも比較的簡単に出来ます。マグネットですが、錆びることもなく、磁力も弱くなることはありません。残存歯にかかる負担は少ないので、その結果歯は長持ちし、やさしい入れ歯といえるでしょう。
アタッチメント義歯というのは、具体的にどのような入れ歯である、というものではありません。残っている歯に特殊な維持装置を組み込み、見た目を良くしたり、外れにくく安定させたりします。その維持装置が時にはボタンであったり、蝶番であったりと、アタッチメントの種類は様々あります。装置には色々な工夫、仕掛けが精巧に作り込まれています。その技術自体は素晴らしいのですが、なにしろ歯の大きさぐらいの非常に小さなものです。そのためいったんトラブルが出ると、修理に時間がかかるなどのデメリットを含んでいます。
インプラントとは、歯を失った部分に人工の歯(チタンスクリュー)を植え込む治療です。歯を失ってしまった場合、今までの歯科治療では主に入れ歯が一般的でした。しかし異物感が大きかったり、安定が悪く、痛くて食べられないという悩みも多くありました。そのような欠点を解消することができるのがインプラント治療です。
インプラントの最大の特徴は、入れ歯のような違和感やがたつき、外れてしまう心配がほとんどなく、本来の自分の歯に近い噛み心地や見た目を取り戻すことができることです。
ミニインプラントは、下あごの総入れ歯あるいはそれに準ずる入れ歯に利用されるインプラントです。ミニというぐらいですから、通常のインプラントに比べて細く、直径はたった2ミリほどしかありません。ミニインプラント頭部のフックと、入れ歯の裏側に埋め込んだ特殊な金具とがかみ合い、入れ歯が格段に安定するようになります。入れ歯が固定されて動かなくなり、外れたり動くのを気にしないで思いっきり会話をしたり、笑ったりすることが出来るようになります。
こんにちは、さとう歯科の佐藤です。
歯をなくした方の悲しみや不安は図りしれません。
以前と同じように過ごしたいのに入れ歯があわない、どのような治療法が自分に合っているのかいいのか、いろいろお悩みになると思います。
誰だって美味しく食べたいのです。
誰だって楽しく話したいのです。
入れ歯づくりに近道はありません。
口の声をしっかり聴き、じっくりとあなたと向き合っていくことが最短の治療法なのです。
さとう歯科は、入れ歯を通じてあなたをサポートしていきます。
さとう歯科院長 佐藤 満
さとう歯科では、限りなく薄くしたお札3枚分の極薄入れ歯、リンゴ8個でも外れない入れ歯、美しい入れ歯、痛くない入れ歯、おせんべいを食べられる入れ歯など、ユニークな入れ歯を取りあつかっています。
さとう歯科公式ページで詳しくご紹介しています。
さとう歯科は、入れ歯を通じてあなたをサポートしていきます。
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